“やくれい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薬礼81.8%
藥禮18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それを持っていって薬礼やくれいを貰っておけ」と得石は云った、「今日の薬礼は『乙』のほうだ」
五瓣の椿 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「先生、お薬礼やくれいはいくら差上げたらよろしゅうございましょう」と聞くと、「あ、十八文置いて行きな」と答える、それで十八文の先生、一名、安いお医者さんで有名なのであります。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ほんのわづかな藥禮やくれいけて、見立みたきをしたゝめたとき、じつ感心かんしんしたのだ。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
なし節句前毎せつくまへごと藥禮やくれい目録もくろく其他の進物しんもつなどあめふる如く成れば作藏は是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)