“もみだね”の漢字の書き方と例文
語句割合
籾種100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
籾種もみだねがぽつちりとみづげてすとやうやつよくなつた日光につくわうみどりふかくなつた嫩葉わかばがぐつたりとする。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
簡単な言葉では説き現わせないが、信越一帯の広い地域では、春籾種もみだねに限ってこれをスジと呼んでいる。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それから苗代なわしろのこしらえがすぐにつづき、籾種もみだねをまいてしまった日にも小さい祭りがあり、種籾たねもみのあまりを焼米やきごめにして、袋に入れてもらって子どもらはよろこんでんでいる。
母の手毬歌 (新字新仮名) / 柳田国男(著)