“もうもく”の漢字の書き方と例文
語句割合
盲目100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家をまもる陰鬱な虫の盲目もうもくの希いが、天皇は自分であるということを、てんから不動盤石ばんじゃくに、疑らせもしなかったのだ、と。
道鏡 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
ったばかりの天井てんじょうにふんの砂子すなごらしたり、馬の眼瞼がんけんをなめただらして盲目もうもくにする厄介やっかいものとも見られていた。
蛆の効用 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
その後カションはいかなる病気びょうきかかりけん、盲目もうもくとなりたりしを見てこれ等の内情を知れる人々は、因果いんが覿面てきめん気味きみなりとひそかかたり合いしという。