“めみえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
目見得71.8%
目見20.5%
眼見得5.1%
見得2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何分にも目見得めみえ中の奉公人で、給金もまだ本当に取りきめていない位であるから、その身許などを詮議している暇もなかったというのです。
鰻に呪われた男 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その日は陸奥守に目見めみえをせず、柴田外記と二人だけで、深更まで密談した。翌日、志摩は板倉邸へ出頭し、内膳正ないぜんのかみの質問に答えた。
下宿料もキチンキチンと入れる。今朝はどこかへ奉公のお眼見得めみえに行くのだから早く起してくれと云って寝たが、十時頃まで起きないから、起しに行ってみると、イクラゆすぶっても眼を開けない。
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
『そうそう、番町の或る御大身の御隠居でございますが、そこならば、都合に依っては、二十両や三十両のお支度金は出して下さるかも知れませんな。如何でございますか、そんな傭口くちへ、ひとつ、お見得めみえなすって御覧なすっては』
死んだ千鳥 (新字新仮名) / 吉川英治(著)