“むっつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
六歳82.4%
六個11.8%
六顆5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おお、おおそんな事もござんした。その時私は六歳むっつ七歳ななつ。そうしてお前は十歳とおか十一……ああ、あの頃は罪がなかった」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
青澄んだ空の只中を黄色く光って行く飛行機を仰いだ……そのあとから白い輪廓ばかりの死美人の裸体像が六個むっつほど、行儀よく並んですべって行くのを見た。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
なにしろ、お医者に言われると、ちゃんと、もう十年にもなりますでしょう、うちにいれば、お午飯ひるは、ビフテキ一皿と、葡萄ぶどう六顆むっつばかり。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)