“むとせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
六歳50.0%
六年50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪山に六歳むとせし身の如何いかにして
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
おもへば、はや六歳むとせのむかしとなりぬ、われ身にわづらひありて、しばらく此地にかくたりき。
清見寺の鐘声 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
わがミュンヘンにしは、このたびをはじめとせず。六年むとせ前にここを過ぎて、索遜ザクセンにゆきぬ。そのをりは『ピナコテエク』に懸けたる画を見しのみにて、学校の人々などに、交を結ぶことを得ざりき。
うたかたの記 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
六年むとせほど日毎日毎ひごとひごとにかぶりたる
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)