“むッつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
六歳80.0%
六個20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五歳いつつ六歳むッつで死んで行くは、ほんとうに賢いのね。女のはまた格別情愛があるものだよ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……年紀としは、そうさね、七歳ななつ六歳むッつぐらいな、色の白い上品な、……男の児にしてはちと綺麗過ぎるから女の児——だとリボンだね。——青いリボン。……幼稚ちいさくたってと限りもしないわね。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
角店の硝子がらす窓の前に、六個むッつの影が、ぼやりとして、中には総毛立って、震えたのがあった。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)