“むしやくしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
煩悶懊惱33.3%
莎蘊33.3%
蒙茸33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしかんがへる權利けんりがあつてよ』とあいちやんが劍突けんつくはせました、すこ煩悶懊惱むしやくしやしてゐたものですから。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
尚だ所天やどがゐた時分じぶんに、ほら、氣が莎蘊むしやくしやすることばかりなんでせう、所天はもうお金に目が眩むでゐるんですから、私が何と謂ツたツて我を押張おしはツて、沒義道もぎだうな事を爲す
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
「さやうでございますよ、年紀としごろ四十ばかりの蒙茸むしやくしや髭髯ひげえた、身材せいの高い、こはい顔の、まるで壮士みたやうな風体ふうていをしておいででした」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)