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むかうがし
ふりがな文庫
“むかうがし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
向河岸
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向河岸
(逆引き)
河を隔てゝ
向河岸
(
むかうがし
)
にゐる百姓と話をする百姓の真似をする物真似である。その
為方
(
しかた
)
は隣の室に隠れて、口の前に布団をあてゝ、精一ぱい大声を出して
饒舌
(
しやべ
)
るのである。
鱷
(新字旧仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
向河岸
(
むかうがし
)
へつくと急に
思出
(
おもひだ
)
して近所の
菓子屋
(
くわしや
)
を探して
土産
(
みやげ
)
を買ひ
今戸橋
(
いまどばし
)
を渡つて
真直
(
まつすぐ
)
な道をば自分ばかりは
足許
(
あしもと
)
のたしかなつもりで、
実
(
じつ
)
は
大分
(
だいぶ
)
ふら/\しながら歩いて行つた。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
昼間歩いた
向河岸
(
むかうがし
)
に当る
辺
(
へん
)
は見物するのに
好
(
い
)
い場所と見えて、人が多い。今夜は橋の上を通る人に
立留
(
たちどま
)
ることを許されない。また遊覧船を除いた外の船は皆岸に繋がれて居た。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
むかうがし(向河岸)の例文をもっと
(3作品)
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