“ほっきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
法橋75.0%
北境25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この皇円阿闍梨は、粟田関白四代後の三河権守重兼が嫡男であって、少納言資隆朝臣あそんの長兄にあたり、椙生すぐうの皇覚法橋ほっきょうの弟であって、当時の叡山の雄才と云われた人である。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
それにつれて筆屋や経師屋きょうじやの出入りも頻繁であった。経師では良椿法橋ほっきょうというのが、もっぱら用を弁じたが、筆屋の方の名はわからぬ。ただし筆屋というのは、今日のいわゆる筆商ではない。
あした北境ほっきょうの敵と戦い、夕べには東隣の国境に征馬をお向けなされ、ひと月のうち、具足を解いて、安々と、お子たちの中にさざめいてお暮し遊ばした日は、幾日とてもござりませぬ。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今からおよそ十年あまりも前に、広島県安芸あきの国〔県の西部〕の北境ほっきょうなる八幡やはた村で、広さ数百メートルにわたるカキツバタの野生群落やせいぐんらく出逢であい、おりふし六月で、花が一面に満開して壮観そうかんきわ
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)