“ほじし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホジシ
語句割合
50.0%
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな奇効ある故か、道家に尹喜いんき穀を避けて三日一たび米粥を食い白馬血をすすり(『弁正論』二)、黄神甘露を飲み駏驉きょきょほじしを食うという。
たるの佳酒と、鹿のほじしを携えて、あした南山をおとなえと。そして、南山の大きな樹の下に、碁盤ごばんをかこんで、碁を打っている二人があろう。ひとりは北へ向って坐し、紅衣を着、容姿もうるわしい。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
郭は珍しいさかなを献上するといって、鹿のほじしを出すふりをして、その手を斬り落し、翌日血の痕をつけて往くと、大きないのししであったから殺してった。
怪譚小説の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
……其時、手で、今してる様にさわって見たら、驚いたことに、おれのからだは、こんだ著物の下で、ほじしのように、ぺしゃんこになって居た——。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)