“腊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほじし33.3%
ホジヽ33.3%
せき16.7%
ホジシ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
郭は珍しいさかなを献上するといって、鹿のほじしを出すふりをして、その手を斬り落し、翌日血の痕をつけて往くと、大きないのししであったから殺してった。
怪譚小説の話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
……其時、手で、今してる樣にさはつて見たら、驚いたことに、おれのからだは、著こんだ著物の下で、ホジヽのやうに、ぺしやんこになつて居た——。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
しかし『尹文子いんぶんし』に周人鼠のいまだせき(乾肉)とされないものをはくというとあるそうだから考えると、『徒然草』に名高い鰹同前、最初食用され、中頃排斥され、その後また食わるるに及んだものか。
……其時、手で、今してる様にさはつて見たら、驚いたことに、おれのからだは、こんだ著物の下で、ホジシのように、ぺしやんこになつて居た——。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)