“璞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あらたま60.0%
はく20.0%
ぼく20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次第にあらたまから玉が出来るように、記憶の中できよめられて、周囲から浮き上がって、光の強い、力の大きいものになっている。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
しかし『尹文子いんぶんし』に周人鼠のいまだせき(乾肉)とされないものをはくというとあるそうだから考えると、『徒然草』に名高い鰹同前、最初食用され、中頃排斥され、その後また食わるるに及んだものか。
三村三益、名はぼく、字は季崐きこん、一に道益と称した。山脇東洋の門人にして山村氏の医官である。木曾の薬草は始て此人によつて採集せられた。宝暦十一年に六十二歳で歿した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)