あらたま)” の例文
次第にあらたまから玉が出来るように、記憶の中できよめられて、周囲から浮き上がって、光の強い、力の大きいものになっている。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
思へばわれはあらたま
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
爺いさんの記憶にあるお玉の姿は、まだあらたまのままであった。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)