“ほごばり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
反古張83.3%
反故張16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まいへもうしろへも廻る重宝ちょうほうな屏風で、反古張ほごばり行灯あんどんそば火鉢ひばちを置き、土の五徳ごとくふた後家ごけになってつまみの取れている土瓶どびんをかけ、番茶だか湯だかぐら/\煮立って居りまして
嬰児あかんぼてのひらの形して、ふちのめくれた穴が開いた——その穴から、件の板敷を、向うの反古張ほごばりの古壁へ突当つきあたって、ぎりりと曲って、直角に菎蒻色こんにゃくいろ干乾ひからびた階子壇……とおばかり
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
小三郎と音羽の二人が、反故張ほごばり障子の内の二畳の部屋に隠れて居るとは知らず、丈助は母親おふくろを首尾よく騙し遂せる心得で、わざと猫なで声で