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ほおにく
ふりがな文庫
“ほおにく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
頬肉
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頬肉
(逆引き)
蒼
(
あお
)
ざめた、——
腫
(
は
)
れた
頬肉
(
ほおにく
)
の底に瞼はきれこんで、
堕
(
お
)
ちて行くように深く閉じた。それを手繰りあげるように阿賀妻は力をこめて云った。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
蒸気
(
むしけ
)
の陽気に暑がって
阿弥陀
(
あみだ
)
冠
(
かぶ
)
りに抜き上げた帽子の
高庇
(
たかびさし
)
の下から、青年の丸い広い額が現われ出すと、むす子に似た高い
顎骨
(
あごぼね
)
も、やや削げた
頬肉
(
ほおにく
)
も、つんもりした細く丸い顎も
母子叙情
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
百姓
(
ひゃくしょう
)
のうちで
飼
(
か
)
ったってこれ位にはできるんだ。一体どうしたてんだろう。心当りがつかないかい。
頬肉
(
ほおにく
)
なんかあんまり減った。おまけにショウルダアだって、こんなに
薄
(
うす
)
くちゃなってない。
フランドン農学校の豚
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
吉原兵太郎は何故か
片膝
(
かたひざ
)
立てたのだ。彼の
頬肉
(
ほおにく
)
はぴくぴく動いていた。神山外記は唇をとがらかしてそそくさと立って行った。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
目の下の
頬肉
(
ほおにく
)
が上気したため、少年のように赤らんでいた。何を
措
(
お
)
いても貴殿に会わずばなるまいと思って——と、それを云いそびれてしまった。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
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