“ほおずきぢょうちん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酸漿提灯60.0%
鬼灯提灯40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高張たかはり弓張ゆみはりが門の左右へ、掛渡した酸漿提灯ほおずきぢょうちんも、ぱっと光が増したのである。
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
やはりこの二州楼の桟敷さじきに川開きを見ていた時である。大川はもちろん鬼灯提灯ほおずきぢょうちんった無数の船にうずまっていた。するとその大川の上にどっと何かの雪崩なだれる音がした。
追憶 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「誰か、これで、あの鬼灯提灯ほおずきぢょうちんを、ってみないか。てた者に、五両やる」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)