“ほほづきぢやうちん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
酸漿提灯50.0%
鬼灯提燈50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ざわめいて来て愉快になるといふことは、酸漿提灯ほほづきぢやうちんがついてゐたり楽隊がゐたりするのもにぎやかでいいけれども、僕には、それが賑かなだけにさういふ時は暗い寂しい町が余計よけい眼につくのがいい。
一番気乗のする時 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
欄干一つへだてた露台の向うには、広い庭園を埋めた針葉樹が、ひつそりと枝を交し合つて、そのこずゑに点々と鬼灯提燈ほほづきぢやうちんの火をかしてゐた。
舞踏会 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)