“ぶりょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無聊95.0%
武陵3.0%
不聊1.0%
蕪涼1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その日も無聊ぶりょうに苦しんでおりましたから、例のごとく同心控え室へ陣取り、そこの往来に面したひじ掛け窓の上にあごをのっけて
東晋とうしん太元たいげん年中に武陵ぶりょう黄道真こうどうしんという漁人ぎょじんが魚を捕りに出て、渓川たにがわに沿うて漕いで行くうちに、どのくらい深入りをしたか知らないが、たちまち桃の林を見いだした。
往還おうかんに立ちよる客は常に多いが、この泊り客へも、歓待いたらざるなく、きのう今日、道誉が不在中には、遊女めいた女たちがあるじに代って、客の不聊ぶりょうをなぐさめていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荒唐蕪涼ぶりょうを極めたり。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)