不聊ぶりょう)” の例文
往還おうかんに立ちよる客は常に多いが、この泊り客へも、歓待いたらざるなく、きのう今日、道誉が不在中には、遊女めいた女たちがあるじに代って、客の不聊ぶりょうをなぐさめていた。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)