“ぶれう”の漢字の書き方と例文
語句割合
無聊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、かう云つたからと云つて、決して先生が無聊ぶれうに苦しんでゐると云ふ訳ではない。
手巾 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
かうして、又してもたうとう生気のない無聊ぶれうが来た。さうしてそれが幾日もつづいた。
そして、その無聊ぶれうの感に湧き立つ若い血が、春雄の繃帶の取れた跡の青い顏にほとばしつたのを見て、義雄も亦、自分の深い胸の奧に於いては、溜らないほどの競爭心をふり起した。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)