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武陵
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ぶりょう
ふりがな文庫
“
武陵
(
ぶりょう
)” の例文
そうして七十歳にでもなったらアルプスの奥の
武陵
(
ぶりょう
)
の山奥に何々会館、サロン何とかいったような陽気な
仙境
(
せんきょう
)
に
桃源
(
とうげん
)
の春を探って不老の霊泉をくむことにしよう。
銀座アルプス
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
東晋
(
とうしん
)
の
太元
(
たいげん
)
年中に
武陵
(
ぶりょう
)
の
黄道真
(
こうどうしん
)
という
漁人
(
ぎょじん
)
が魚を捕りに出て、
渓川
(
たにがわ
)
に沿うて漕いで行くうちに、どのくらい深入りをしたか知らないが、たちまち桃の林を見いだした。
中国怪奇小説集:04 捜神後記(六朝)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
武陵
(
ぶりょう
)
には太守
金旋
(
きんせん
)
があり、
長沙
(
ちょうさ
)
には
韓玄
(
かんげん
)
、桂陽には
趙範
(
ちょうはん
)
、
零陵
(
れいりょう
)
には
劉度
(
りゅうど
)
などが、おのおの地盤を占めております。この地方は総じて、魚米の運輸よろしく、地も中原に似て、
肥沃
(
ひよく
)
です。
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
武
常用漢字
小5
部首:⽌
8画
陵
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“武陵”で始まる語句
武陵桃源