“ぶちお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打折50.0%
打置50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文治は突然いきなりおあさのたぶさを取って二畳の座敷へ引摺り込み、此の口で不孝をほざいたか、と云いながら口を引裂ひっさ肋骨あばらぼね打折ぶちおひどい事をしました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
御老母様のお耳に入れるのもとお気の毒だが、今日こんにち手前家内あさが母に対して不孝を致したでござる、しかるところ文治郎殿がおいでになって、不孝な奴だと云って口を引裂ひっさき、肋骨を打折ぶちお
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いつも小児こどもが駆出したろう、とそう言うと、なお悪い。あの声を聞くとたまらねえ。あれ、あれ、石を鳴らすのが、谷戸やとに響く。時刻も七ツじゃ、とあおくなって、風呂敷包打置ぶちおいて、ひょろひょろ帰るだ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)