“ふんぞ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏反88.9%
蹈反11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
医者が三月みつきと宣告したんだから、りきんでも踏反ふんぞり返っても三月経てばゴロゴロッとたん咽喉のどひっからんでのお陀仏様だぶつさま——とこう覚悟して置かにゃ虚偽うそだよ
襟うらにあかいのがちらりと覗いて、よりかかったさまに頬杖して半ばねむるようにしていました。ああ、寝着ねまきで居る……あの裾の下に、酒くさい大坊主が踏反ふんぞって。……
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
御用だ。と大喝一声、ひるむ処を附け入って、こぶしいなずま手錬のあてに、八蔵は急所をたれ、蹈反ふんぞりて、大地はどうと響きけり。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)