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ふるえんじゅ
ふりがな文庫
“ふるえんじゅ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
古槐
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古槐
(逆引き)
……其の
門内
(
もんない
)
へつツと入ると、真正面の玄関の
右傍
(
みぎわき
)
に、庭園に
赴
(
おもむ
)
く
木戸際
(
きどぎわ
)
に、
古槐
(
ふるえんじゅ
)
の
大木
(
たいぼく
)
が
棟
(
むね
)
を
蔽
(
おお
)
うて茂つて居た。
雨ばけ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
武士
(
さむらい
)
の
這奴
(
しゃつ
)
の帯の
結目
(
ゆいめ
)
を
掴
(
つか
)
んで
引釣
(
ひきつ
)
ると、
斉
(
ひと
)
しく、
金剛杖
(
こんごうづえ
)
に
持添
(
もちそ
)
へた
鎧櫃
(
よろいびつ
)
は、とてもの事に、
狸
(
たぬき
)
が出て、
棺桶
(
かんおけ
)
を下げると言ふ、
古槐
(
ふるえんじゅ
)
の天辺へ掛け置いて、
大井
(
おおい
)
、天竜、
琵琶湖
(
びわこ
)
も、
瀬多
(
せた
)
も
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
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