トップ
>
ふくろど
ふりがな文庫
“ふくろど”の漢字の書き方と例文
語句
割合
袋戸
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
袋戸
(逆引き)
張り切つた残酷な大きな力が、何等の省慮もなく、張り切つた小さな力を抱へてゐた。彼はわなゝく手を
暗
(
やみ
)
の中に延ばしながら、
階子段
(
はしごだん
)
の下にある
外套掛
(
ぐわいたうか
)
けの
袋戸
(
ふくろど
)
の
把手
(
ハンドル
)
をさぐつた。
An Incident
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
チャンと
済
(
すま
)
して
貰
(
もら
)
い
度
(
た
)
しと無慈悲の借金取めが朝に晩にの
掛合
(
かけあい
)
、返答も力
無
(
な
)
や
男松
(
おまつ
)
を離れし
姫蔦
(
ひめづた
)
の、
斯
(
こう
)
も世の風に
嬲
(
なぶ
)
らるゝ
者
(
もの
)
かと
俯
(
うつむ
)
きて、横眼に
交張
(
まぜば
)
りの、
袋戸
(
ふくろど
)
に
広重
(
ひろしげ
)
が絵見ながら
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
店と奥の境の
袋戸
(
ふくろど
)
をのぞいて、
行燈
(
あんどん
)
を出しかけた。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ふくろど(袋戸)の例文をもっと
(7作品)
見る
検索の候補
ふくろと