“ふくしん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
腹心66.7%
匐進16.7%
伏進8.3%
覆審8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大久保石見守長安おおくぼいわみのかみながやすは、家康の腹心ふくしんで、能役者のうやくしゃの子から金座奉行きんざぶぎょう立身りっしんした男、ひじょうに才智さいちにたけ算盤そろばんにたっしている。家康はその石見守を甲府の代官とした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこに立っている里程標マイル・ポストと、それから枕木の四頭釘よつあたまくぎ——これはカーブに於ける線路の匐進ふくしんを防ぐために、軌条レールに接して枕木の上へ止木チョックを固定させる頑固な釘なんですが、その頭は
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
天皇憐愍れんみんして使を遣して犯状の軽重を覆審ふくしんせしむ。是に於きて、恩をくだしてことごとくに死罪已下いげゆるし、並に衣服を賜ひ、其れを自ら新にせ令む。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)