“ひッ”の漢字の書き方と例文
語句割合
引100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若旦那さまもお嬢さまも、只今お聞きの通りの訳でがんすから、お嬢さま何うか此処(これ)へおいでなすって、あなたの御存分になすって、此の野郎の鬢の毛を一本/\引(ひッ)こ抜いてお胸を
撥(ばち)を片手で引(ひッ)つかむと、恐る恐る差出(さしだ)した手を素疾(すばや)く引込(ひっこ)め、とさかをはらりと振って行(ゆ)く。
春昼後刻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
畳の上でお母アの手に懸って死ぬのは親の慈悲ということを、今初めて覚えた……アヽわかった、お前も定めて悪(にく)かろうが、若旦那さまが此処(これ)へおいでになって、己の鬢(びん)の毛を一本/\引(ひッ)こ抜き