“ひょうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
標置40.0%
氷地20.0%
氷池20.0%
縹緻20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いたずらにこの境遇を拈出ねんしゅつするのは、あえ市井しせい銅臭児どうしゅうじ鬼嚇きかくして、好んで高く標置ひょうちするがためではない。ただ這裏しゃり福音ふくいんを述べて、縁ある衆生しゅじょうさしまねくのみである。
草枕 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
大陸の氷地ひょうちはかんかんにてきても、数万の服役者には一日の休みもない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もっと重大な、そして春まだ遠き氷池ひょうちの下の望みがあった。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が顔はブルドッグのように獰猛どうもうで、美しい縹緻ひょうちの金魚をけてまずその獰猛を取り除くことが肝腎かんじんだった。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)