“ひいきめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
贔屓目67.4%
贔屓眼16.3%
贔負目9.3%
庇蔭目2.3%
贔眉目2.3%
贔負眼2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
斯く豪宕ごうとうなる景観は、金峰山にも見られぬ程である、或は霧の間からのみ眺めた私の贔屓目ひいきめかも知れぬとは思うが。
思い出す儘に (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
家中の者の筆記なので、幾ぶん贔屓目ひいきめがあるとしても、その片鱗へんりんうかがうことができよう。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
交通整理の行き届いている事は、いくら贔屓眼ひいきめに見た所が、到底東京や大阪なぞの日本の都会の及ぶ所じゃない。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その恰好かっこう贔屓眼ひいきめに見ても、大川の水へ没するよりは、蚊帳かやへはいるのに適当していた。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
両親も聞いて見れば成る程道理もっともですから、一つは濃紅姫の可愛さと親の贔負目ひいきめで、やっとの事それにめて両親揃って濃紅姫のへやへ相談に出かけました。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
贔負目ひいきめと云ふ事だ。
俺の記 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
默れ時頼、父の耳目を欺かん其のことば、先頃其方が儕輩の足助あすけの二郎殿、年若きにも似ず、其方が横笛に想ひを懸け居ること、後の爲ならずとねんごろに潛かに我に告げ呉れしが、其方そちに限りて浮きたる事のあるべきとも思はれねば、心も措かで過ぎ來りしが、思へば父が庇蔭目ひいきめあやまちなりし。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
自分などは、どう贔眉目ひいきめに見ても、とうてい、故丞相に及ばないこと甚だ遠い者だ。——その丞相ですらなお中夏ちゅうかを定め得なかったことを思うと、いわんや、われら如きにおいてをやと、痛感しないわけにはいかない。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、如何に贔負眼ひいきめにみても、文三の既に得た所謂いわゆる識認というものをお勢が得ているとはどうしても見えない。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)