“ひあい”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ヒアイ
語句割合
悲哀94.1%
危殆5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日本が西洋臭くなり日本の文化や風俗やが、日々にますます欧米化して来ることは、ヘルンにとってしのびがたい悲哀ひあいであった。
見えぬのは目ばかりでなく、心もうれいの雲にとじられているのであろう。なんともいえぬ、悲哀ひあいのこもったつぶやきである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
物忌み——たぶう——を犯すような危殆ひあいな心持ちで、誰も彼も、さくまで又、門まで来ては、かいまみしてひきかえすより上の勇気が、出ぬのであった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)