危殆ひあい)” の例文
物忌み——たぶう——を犯すような危殆ひあいな心持ちで、誰も彼も、さくまで又、門まで来ては、かいまみしてひきかえすより上の勇気が、出ぬのであった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)