“ばくちうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
博奕打59.1%
賭博打25.0%
博徒11.4%
博賭徒2.3%
賭博者2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着物を取ったんは泥坊と違うて博奕打ばくちうちやいうのんです、それがだんだん聞いてみますと、ほんまに悪いことは出来でけへんもんで
(新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
長屋の者が親切に世話を致します混雑の紛れに逃げました賭博打ばくちうち二人は、遂に足が付きましてすぐに縄に掛って引かれまして御町おまちの調べになり
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
所轄署としては、勿論近在の博徒ばくちうちたちの開帳で、刃傷の結果怪我人を出していると踏んだのであるが、踏み込んだ時には既に主人公も病母も、枕を並べて死んでいた。
仁王門 (新字新仮名) / 橘外男(著)
うズッと以前だが博賭徒ばくちうちを探偵する事が有て己が自分で博賭徒ばくちうちに見せ掛け二月ふたつきほど築地の博徒宿に入込んだ事が有る其頃丁度築地カイワイに支那人のはって居る宿が二ヶ所あった
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
途方もない賭博者ばくちうちで、軍服や軍帽から外套はおろか、下緒さげをから、まだその上に、どんな騎兵連の間を捜し𢌞つても到底見つかりさうにない下著の端に至るまで、すつかり賭けてしまふといつた