“ばくと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
博徒95.0%
麦斗5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼らは顔にあたる焚火のほてりを手や足を挙げて防ぎながら、長雨につけこんで村に這入って来た博徒ばくとの群の噂をしていた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
ただ落語家の燕枝えんしの弟子であったとか博徒ばくとの子分であったとか饗庭篁村あえばこうそん氏の書生であったとかいう事のみが伝えられていた。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
是から二人で其の頃流行はやりました武藏屋むさしやと云ううちがありました、其の家は麦斗ばくとと云って麦飯に蜆汁しゞみじるで一猪口ちょく出来ます。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)