“はんり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半里50.0%
叛離25.0%
藩籬25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うぢやの、もの十七八ちょうもござらうぞ、さしわたしにしては沢山たんともござるまいが、人の歩行あるみちは廻り廻りうねつて居るで、半里はんりもござりましよ。」と首を引込め、又揺出ゆりだすやうにして
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
官兵衛は跛足びっこだ。その手を持ちつつ、しとねのない所に、ぺたんと坐ってしまった。——往年、荒木村重が叛離はんりのとき、単身、有岡城へ入り、その折、遂に失った左の一脚に——秀吉は、気づいた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
宣言の一条たる四海兄弟の原則は端なく国民といえる藩籬はんりを忘れしめ、共和国の兵は国の異同を問わずただ暴君に向かうべしと大叫するに至りたり。
近時政論考 (新字新仮名) / 陸羯南(著)