“はんみょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
斑猫71.4%
斑蝥28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
秋「なに有難く心得て、言う事が前後ぜんごになるというのは可笑おかしい一体何ういう訳で手前は当家のばゞあ斑猫はんみょうってくれろと頼んだか、それを云えというんだ」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
垣もすっかりち果てて、犬や猫も自由に通るし、蜘蛛くももあちこち巣を張るし、空には小鳥やアブや蜂がとび廻り、地には蟻やトカゲや斑猫はんみょうが這い廻っている。
庭の眺め (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
葛上亭長まめ芫青あお地胆つち、三種合わせた、猛毒、はだえあわすべき斑蝥はんみょううちの、最も普通な、みちおしえ、魔のいた宝石のように、炫燿ぎらぎらと招いていた。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
その花の影、水岸に、白鷺が一羽居て、それが、斑蝥はんみょう——人を殺す大毒虫——みちおしえ、というんですがね、引啣ひきくわえて、この森の空へ飛んだんです。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
斑蝥はんみょうだ。斑蝥が留っていた。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)