“はなしか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
落語家76.0%
噺家16.0%
落話家4.0%
咄家2.0%
話掛2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明治時代の落語家はなしかと一と口に云っても、その真打しんうち株の中で、いわゆる落とし話を得意とする人と、人情話を得意とする人との二種がある。
寄席と芝居と (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
わたくしは朝寐坊むらくといふ噺家はなしかの弟子になつて一年あまり、毎夜市中諸処の寄席に通つてゐた事があつた。
雪の日 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
○「落話家はなしかや講釈師たアちげえます」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さいこ槌を振り上げてゴロ/\と叩けば五五の二十五文、ゴロ/\と叩けば五五の二十五文まうかつた、といつた塩梅あんばい咄家はなしかのやうな道化た口調で話して聞かせ
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
夫れでも拙者せっしゃと話は出来ないかと少しく理屈をいった所が、そう云うけなら直ぐにうと云うので、夫れから公使に面会して戦争中止の事を話掛はなしかけると、なか/\聞きそうにもない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)