“はっかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
発汗25.0%
白汗25.0%
白玕25.0%
白鷼25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうした不安が、心の片隅に咲きだすと、見る見るうちに空をおお嵐雲らんうんのように拡がっていった。彼は異常の興奮に発汗はっかんしながら、まず胸部をおさえるのだった。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)
如何に/\と詰め寄れば、さしもに剛気無敵の喜三郎も、顔色青褪あおざまなこ血走り、白汗はっかんを流してあえぐばかりなりしが、流石さすがに積年の業力ごうりき尽きずやありけむ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
すでに日も経ているらしいが、その装束も尋常よのつね女性にょしょうとは思われないし、なお、生けるままな容貌かんばせ白玕はっかんのように美しかった。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
待合白鷼はっかん亭の六扇窓下にして、スルガホテルのかわやの窓より見下すべき駿台第一の老屋、その屋の棟に金箔の僅かに残りたる十字架は、その昔宗教隆盛時代に建築せられ
四百年後の東京 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)