“のみくい”の漢字の書き方と例文
語句割合
飲食100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
看護婦はガアゼで子供の口をぬぐって、薬は筆で飲ませた。最早もう口から飲食のみくいすることもムツカシかった。鶏卵に牛乳を混ぜて、滋養潅腸かんちょうというをした。
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そして抽斎に、「どうぞおれに構ってくれるな、己には御新造ごしんぞう合口あいくちだ」といって、書斎に退かしめ、五百と語りつつ飲食のみくいするを例としたそうである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
満腹飲食のみくいした跡で飯もドッサリべて残す所なしと云う、誠に意地のきたない所謂いわゆる牛飲馬食とも云うべき男である。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)