“のけざま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仰様73.3%
仰状20.0%
仰樣6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と満枝の手首にすがれるまま、一心不乱の力をきはめて捩伏ねぢふ捩伏ねぢふせ、仰様のけざま推重おしかさなりてたふしたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
西瓜すいかは投げぬが、がつくり動いて、ベツカツコ、と目をく拍子に、前へのめらうとした黒人くろんぼの其の土人形つちにんぎょうが、いきおい余つて、どたりと仰状のけざま
印度更紗 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
男は何か言はうとして、僅に手先を動かしたが『阿呍うん』と一唸呻うめき、言下に反繰そつくり返つて仰樣のけざまたふれた。
二十三夜 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)