“ねぢあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
捩合33.3%
捩上33.3%
捩揚33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さしも息苦き温気うんきも、むせばさるるけふりの渦も、皆狂して知らざる如く、むしろ喜びてののしわめく声、笑頽わらひくづるる声、捩合ねぢあひ、踏破ふみしだひしめき、一斉に揚ぐる響動どよみなど
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
又激く捩合ねぢあ郤含はずみに、短刀は戞然からりと落ちて、貫一が前なる畳に突立つつたつたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ランプのしんをグツと捩上ねぢあげた。
茗荷畠 (新字旧仮名) / 真山青果(著)
風早も事のあまりに暴なるをこころよしと為ざるなりき。貫一はおどろきて、撥返はねかへさんと右に左に身を揉むを、蹈跨ふんまたがりて捩揚ねぢあげ捩揚げ、蒲田は声を励して
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)