“ぬすみだ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
偸出33.3%
盗出33.3%
盜出33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自暴やけを起し、或夜ひそか有金ありがね偸出ぬすみだして東京へ出奔すると、続いて二人程其真似をする者が出たので、同じ様な息子を持った諸方の親々おやおやの大恐慌となった。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
すぐ手前に仕舞って置けと云うて渡した其の金子を手前が盗出ぬすみだして此所こゝへ持って来るとは何ういう了簡じゃ、此金これがなければ片時も己はあの寺にられぬという事も、手前う知ってるじゃないか
闇夜の梅 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
持て夜通しに松山迄ゆくと云は怪い奴だ飛脚と云ではなし大方若いのが主人の金を盜出ぬすみだしたにちがひはあるめへもしたつて乘ずば酒代さかてもらへ/\そんな奴に此街道をたゞとほられてつまるものかオイ若衆酒代を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)