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にゅうよく
ふりがな文庫
“にゅうよく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
入浴
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
入浴
(逆引き)
隠密
(
おんみつ
)
の
総帥
(
そうすい
)
で、みずから称して地獄耳、いながらにしてなんでも知っている。八代吉宗、最高秘密の政機は、すべて
入浴
(
にゅうよく
)
の際、このせむしの愚楽にはかって決めたものだそうだ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それもそのはず、この二月十日に七万の大軍を三道にわけて、都を発してきて以来の
入浴
(
にゅうよく
)
で、寝ぬ日もきょうで三日つづく。しかし、垢はでるがいねむりはでない。かれは精力の
権化
(
ごんげ
)
であった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すずめは、そこへおりると、そこだけは
暖
(
あたた
)
かなので
雪
(
ゆき
)
もなかった。そして、
人間
(
にんげん
)
が、ついこのごろまで
入浴
(
にゅうよく
)
をしていたものとみえて、
湯船
(
ゆぶね
)
のまわりには、いろいろの
食
(
た
)
べ
物
(
もの
)
などが
落
(
お
)
ちていました。
温泉へ出かけたすずめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
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