“なみたいてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
並大抵81.8%
普通大体18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
左様そうですか、並大抵なみたいていのものなら斬ってしまいますが、あの若い方はどうも病身のようだから斬れまいねえ」
ややもすればはやり勝ちな、一党の客気かっき控制こうせいして、おもむろに機の熟するのを待っただけでも、並大抵なみたいていな骨折りではない。しかも讐家しゅうかの放った細作さいさくは、絶えず彼の身辺をうかがっている。
或日の大石内蔵助 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そも/\最初におのれめが我が対岸へ廻はりし時にも腹は立ちしが、じつと堪へて争はず、普通大体なみたいていのものならば我が庇蔭かげたる身をもつて一つ仕事に手を入るゝか、打擲いても飽かぬ奴と
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
そもそも最初におのれめがわが対岸むこうへ廻わりし時にも腹は立ちしが、じっとこらえて争わず、普通大体なみたいていのものならばわが庇蔭かげたる身をもって一つ仕事に手を入るるか、打ちたたいても飽かぬ奴と
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)