“並大抵”の読み方と例文
読み方割合
なみたいてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらの點で失敗しくじるといけないといふ懸念けねんは、うまれつきな身體の弱さにも増して私を惱ました。その身體の弱さの苦勞も並大抵なみたいていではなかつたが。
なにせよ、ともづなを解く混雑まぎわに、八方で光る眼をくらまし、首尾よく三ツのつづらを船底へ持ち込もうという危ないからくり、並大抵なみたいていな気苦労ではない。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
左様そうですか、並大抵なみたいていのものなら斬ってしまいますが、あの若い方はどうも病身のようだから斬れまいねえ」