“なにとも”の漢字の書き方と例文
語句割合
何共100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちければひたひよりながれけるに四郎右衞門今は堪忍かんにん成難なりがたしと思へども其身病勞やみつかれて居るゆゑ何共なにとも詮方せんかたなく無念を堪へ寥々すご/\とこそ歸りけれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何うも私は武骨者で困ります、段々とお世話様に相成り何共なにともお礼の申し上げようが有りません、先達せんだっては又出来もせんものに、前以まえもってお給金を頂戴致し、中々今からお手間などを
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
不審いぶかるひとの心は旦夕あしたゆふべに變るものとは云ども彦兵衞殿は平常つね/″\あま正直過しやうぢきすぎて人と物言など致されし事もなきお人なれば盜みは勿論もちろんひとを殺す樣なる事のあるべき筈なし何共なにとも合點がてんの行ぬ儀なりと云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
山「何共なにとも申訳はござらぬ、重々不埓至極な事拙者…」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)