“とりめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鳥目45.5%
鳥眼27.3%
取賣9.1%
雀盲9.1%
鳥奴9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家内には新宿の停車場前から鶏肉だの雑物ぞうもつだのを買って来て食わせた。この俗にいう鳥目とりめもとの通り見えるように成るまでには、それから二月ばかり掛かった。
芽生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
巴里では栄養不良の一種で鳥眼とりめになってしまいました。夜分になると視力が衰え、何をする勇気もないのです。
文学的自叙伝 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
次に田井たゐの中比賣、次に田宮たみやの中比賣、次に藤原の琴節ことふし郎女いらつめ、次に取賣とりめの王、次に沙禰さねの王七柱。
「へん、いざり人力挽じんりきひきおしの演説家に雀盲とりめの巡査、いずれも御採用にはならんから、そう思い給え。」
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
白い鳥奴とりめが鳴いてゐる。
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)