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鳥目
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とりめ
ふりがな文庫
“
鳥目
(
とりめ
)” の例文
「おっ母は、
鳥目
(
とりめ
)
だから、夕方はよけいに気をつけてやってくれ。こちょこちょと、台所へ、出ねえように」
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
家内には新宿の停車場前から鶏肉だの
雑物
(
ぞうもつ
)
だのを買って来て食わせた。この俗にいう
鳥目
(
とりめ
)
が
旧
(
もと
)
の通り見えるように成るまでには、それから二月ばかり掛かった。
芽生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
金剛寺坂
(
こんごうじざか
)
の
笛熊
(
ふえくま
)
さんというのは、
女髪結
(
おんなかみゆい
)
の亭主で大工の本職を
放擲
(
うっちゃ
)
って
馬鹿囃子
(
ばかばやし
)
の笛ばかり吹いている男であった。
按摩
(
あんま
)
の
休斎
(
きゅうさい
)
は盲目ではないが生付いての
鳥目
(
とりめ
)
であった。
伝通院
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「
年齢
(
とし
)
はとりたくないね。針のめどが見えやしない。
鳥目
(
とりめ
)
かしら——。」
釘抜藤吉捕物覚書:12 悲願百両
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
と
鳥目
(
とりめ
)
の薬の
八目鰻
(
やつめうなぎ
)
を売っていると思えば、その向いには
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
鳥
常用漢字
小2
部首:⿃
11画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“鳥目”で始まる語句
鳥目取