“ともん”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:トモン
語句割合
都門60.0%
十文20.0%
土們10.0%
扉門10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都門ともんの劇場に拙劣なる翻訳劇出づるや、朋党ほうとう相結あいむすんで直ちにこれを以て新しき芸術の出現と叫び、官営の美術展覧場にいやしき画工ら虚名のしのぎを削れば、猜疑さいぎ嫉妬しっとの俗論轟々ごうごうとして沸くが如き時
浮世絵の鑑賞 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
十文ともんだ。A君の足にはすこし大き過ぎて、ブク/\した。A君はまた宿から脚絆を借りて當てた。旅慣れたK君はその傍へ寄つて、A君が右を當てるうちに左の方の紐を結んでやつた。
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
わが車土們ともんの山の洞門とうもんを出づれば赤し草に沈む日
第二号乾船渠ドライ・ドック扉門ともんの注水孔は、バルブを開いて、恐しいいきおいで海水を船渠ドックの中へ吸い込み始める。
カンカン虫殺人事件 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)