“ときつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
説附33.3%
説付33.3%
土岐津11.1%
時津11.1%
梳付11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出して貰う仕儀しぎに成るかも知れぬとこう思ッた者ですから是が段々とこうじて来てついに殺して仕舞う心にも成りがな隙がな藻西太郎に説附ときつけて到頭彼れに同意させはては手ずから短刀を
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
小山「僕が君の御両親を知っているとあくまでも説付ときつける。けれども知らんから困る。 ...
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
土岐津ときつの城主土岐頼金が伊那五郎盛常と、いつか互いによしみを通じ、花村一族の立てこもる苗木の孤城を攻めるという、そういう通信しらせが来た時でさえ甚五衛門は沈着おちついていた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
長崎を立って時津ときつに向かう途中でロシア人専門の遊廓ゆうかくだというところを通ったら二階から女どもが見下ろして何かしら分らないことを云って呼びかけた。
二つの正月 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
毎朝美男葛びなんかずら梳付ときつけて貰って、それから学校へ行き行きしていた。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)